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西宮神社で演奏する上甲子園中吹奏楽部=2025年5月5日午前11時41分、兵庫県西宮市、根本快撮影
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 5日は「関西吹奏楽の日」。兵庫県西宮市の西宮神社では、関西の吹奏楽界の発展に貢献した先人をたたえる顕彰祭と、地元の学校の吹奏楽部による演奏会が開かれた。

 神社の境内にある、関西吹奏楽功労者の碑の前では、世界的指揮者の朝比奈隆氏(1908~2001)などの貢献者をしのび、関係者による玉串奉納などがあった。

 その後、甲子園学院中・高吹奏楽部が「銀河鉄道999」やJポップのメドレーを奏でると、ソロの度に観客が沸いた。上甲子園中吹奏楽部は演奏しながら参道を歩き、マーチングも披露。雲ひとつない青空の下、音色が響いた。

 上甲子園中で、バトンを手に隊列の先頭を歩いたドラムメジャー担当の永井仁衣菜(にいな)さん(14)は「打楽器と動きを合わせるのが難しかった。今日は練習通り、うまくいって楽しかった」と笑顔を見せた。

 西宮市吹奏楽連盟の池上達理事長は「碑に刻まれている『もっと吹け もっと奏でよ もっと楽しめ』の言葉を忘れないで。地域の方々は、吹奏楽に励む子どもたちを見守ってほしい」と話した。

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