滋賀ふるさと大使を務めるアーティストの西川貴教さんが24日、昨年9月に滋賀県草津市で開催した大型野外音楽イベント「イナズマロックフェス2024」の収益の一部など約265万円を県に寄付した。琵琶湖の水質保全などの取り組みに活用される。
同フェスからの寄付は15回目で、合計は約4300万円に。今回は初めて環境保全のための募金を現地で実施し、約15万円が集まったという。県庁であった贈呈式で、西川さんは「イベントを通じて、環境を考えることにつながっている」と話した。
西川さんは、今年秋に県内で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」のPR大使も務める。三日月大造知事との懇談で、「滋賀の将来を担う子どもたちにとって思い出に残るイベントにしてあげられたら」と抱負を語った。
三日月知事は「国スポ・障スポで来県した人がイナズマロックフェスへ行ってみよう、イナズマロックフェスのために来た人が国スポ・障スポの応援へ、となったらいい。琵琶湖も滋賀も盛り上げていこうという1年にしたい」と述べた。
西川さんは今年のイナズマロックフェスを9月20、21日に開催するとも発表した。同月19日は55歳になる誕生日。「ゴーゴー(55)だから、行くしかない。みなさんのためになることを1個でも積み上げ、笑顔になっていただけるようにやっていきたい」