第107回全国高校野球選手権福岡大会(朝日新聞社、福岡県高野連主催)の抽選会が20日にあり、参加132チームの組み合わせが決まった。
第74回大会で全国制覇した経験を持ち、昨夏も16強まで進んだ西日本短大付は初戦で伝習館―三潴の勝者と対戦する。今春の九州大会代表の福岡大大濠は初戦で柳川―八女農の勝者と顔を合わせる。また公立勢では、春の福岡大会を制した東筑が北九州―苅田工の勝者と初戦を戦う。
大会は7月5日に開幕し、順調に進めば同27日に決勝がある。
福岡大会の展望(前年優勝校 西日本短大付 前年参加チーム数135)
昨年の代表校で春の選抜にも出場した西日本短大付に、今春の県大会で優勝を競った東筑と福岡大大濠などが挑む構図。
西日本短大付には昨夏の甲子園16強メンバーが多く残る上、選抜で8強入りした経験値が強み。スライダーが武器のエース右腕中野琉碧が、チームの要となる。
春の県大会優勝の東筑は、140キロ台の直球を連発する池口貴綱ら充実した投手陣を堅守で支える。福岡大大濠は安定感ある投球が持ち味の左腕志村隆之介と、捕手の東志恩を中心に守り勝つ野球が持ち味。先制点を取ってリズムに乗れるかが鍵。
九州国際大付、修猷館、飯塚、八女学院なども上位をうかがう。