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優勝を決めた整列の後、抱き合って喜ぶ西日本短大付の選手たち=2024年7月24日、北九州市民、興津洋樹撮影

 第107回全国高校野球選手権福岡大会が7月5日に開幕し、132チームの熱戦が始まる。昨年の優勝校で、今春の選抜でも8強入りした西日本短大付が頭一つ抜けていると言われる中、各チームはどう戦うのか。福岡県高校野球連盟の吉岡徹郎理事長と高校野球を担当する、九州朝日放送(KBC)スポーツ部の古舘里香デスク、朝日新聞西部報道センターの山本達洋記者に見どころを語ってもらった。

A~Dブロックの展望

 山本 西日本短大付は昨夏の甲子園と今春の選抜に出ていて、経験値が違う。スライダーがよいエースの中野琉碧(るい)(3年)に注目している。

 古舘 選抜でランニングホームランを放った安田悠月(ゆうき)(3年)ら強打も強み。

 吉岡 ケガをした攻守のキーマン、井上蓮音(れお)(3年)も戻ってきた。左腕の原綾汰(りょうた)(3年)も長いイニングを投げる力がついている。

 古舘 昨夏、創部6年目で初の4強となった福岡大若葉も注目だ。エースの井上幸輝(3年)は直球に力がある。

 吉岡 川村隆之祐(2年)も…

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