最終ラウンド、プレーオフを制し、メジャー初優勝を果たし、涙を流す西郷真央=カールトンウッズ・クラブ(AP=共同)

 【ウッドランズ(米テキサス州)共同】女子ゴルフの西郷真央(23)は27日、シェブロン選手権でメジャー初制覇を成し遂げた。男子の日本ツアーで最多94勝を誇る尾崎将司が設立した「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」の第1期生。「自分の基礎をつくってくれたのは、ジャンボ邸での練習があってのこと。帰国したら報告に行きたい」。「西郷(せご)どん」の愛称を付けた師匠に感謝の気持ちを述べた。

 惰性でゴルフを続けていた中学生の時、今大会のプレーオフでも戦ったアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が世界で活躍する姿を見て「プロを目指したい。米ツアーで戦いたい」と決意。上達への道を探るようになった。

 千葉・麗沢高時代の2018年から、尾崎の私設練習場で心技体を磨いた。「しっかりやり続ければ結果はついてくるという言葉を信じて、ずっと練習してきた。気持ちの面でも強くなれた」と語る。勝負を決める一打の裏には、尊敬する師の言葉があった。

 尾崎は「海外での初優勝がメジャーとは西郷らしいね。西郷どん、おめでとう」と賛辞を贈った。

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