Smiley face
写真・図版
朝、子どもを抱いて出勤する父親

 自分の生き様を見せることで子どもを育てる――そんな「背中を見せる」タイプの父親像は今や少数派のようだ。転職サービス運営会社が5月に実施したアンケートでは、理想の父親像(複数選択)について「対話を大切にする」がおよそ8割にのぼり、「背中を見せて育てる」は3割弱にとどまった。

 転職サービス「withwork」の運営会社XTalent(東京)が5月、主に子どもがいる男性264人(20代~60代)にインターネットで実施した。

 その結果、「子どもの意思を尊重し対話を大切にする」が79.9%、「子どもと向き合い、共に学び成長する」が75.4%だった。一方、「背中を見せて育てる」は28%、「家長としての威厳・権威を示している」は8.3%だった。また、仕事と育児の理想のバランスを尋ねたところ、69.7%が「仕事と育児を両立したい」と回答した。

 同社は、働き方と家庭の両立に課題を抱え、転職サービスに登録する男性が増えていることから、背景に、父親像の変化があるのではないかと考え、アンケートを実施したという。

父親像、変化の理由は

 男性の働き方に詳しい関西大…

共有