政府が22日まとめた総合経済対策は、昨年度を上回る規模になった。物価高に苦しむ人たちへの支援という側面はあるものの、これまでの施策をなぞったものが多く、効果の検証が欠かせない。
- 政府、計13.9兆円の経済対策を閣議決定 物価高対策に3.4兆円
経済対策には、能登半島地震への対応や、石破茂首相が目玉に掲げた新たな地方への交付金などを盛り込んだ。低所得世帯への給付金、電気・ガス料金への補助、中小企業に対する賃上げ支援策といったメニューがならぶ。一方で、創薬支援や公共サービスのデジタル化、コンテンツ産業の振興といった、本来なら当初予算で計上するような、緊急性の乏しい事業も散見される。
首相が就任早々に大規模な経…