密輸された疑いのある覚醒剤。ブルーベリーのパックに入っていた=2024年12月4日午後3時30分、横浜市中区、村上潤治撮影

 メキシコから空輸したブルーベリーに覚醒剤約59キロを隠したとして、神奈川県警は4日、ブラジル国籍の会社員シロマ・デ・ミランダ・ビニシウス(28)=名古屋市中川区=ら3容疑者を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで再逮捕し、貿易会社代表黒井実容疑者(77)=東京都杉並区=を同容疑で逮捕した、と発表した。認否は明らかにしていない。

 県警によると、4容疑者らは10月19日、航空貨物で覚醒剤約59キロ(末端価格約39億円)を成田空港に密輸した疑いがある。2592パックのブルーベリーのうち192パックが覚醒剤だった。

 メキシコからのパーム油に混入した覚醒剤約531キロの密輸事件を捜査していた県警の情報をもとに、東京税関の麻薬探知犬が見つけた。県警は、4容疑者のうち2人はメキシコの薬物密売組織の日本担当者とみて調べている。

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