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兵庫県内の65歳以上の運転免許の返納者数
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運転免許返納のイロハ(中)

 車の運転に不安を感じて、運転免許証の返納を検討したことはありますか。高齢になった家族に返納をすすめようかと思っている方はいませんか。返納が必要なのはどんなとき? どうしたらスムーズに返納できる? 兵庫県警運転免許課で高齢運転者等支援室を担当する堀江省吾管理官(60)に聞きました。

  • 年齢よりも運転の特徴に要注意 運転免許返納の検討、家族の心構えは

 ――高齢の家族に免許返納を促す際、運転免許証を「取り上げる」という意識ではうまくいかないと聞きました

 

 免許証はただのカードではなく、人生のいろんな思い出が詰まっているのではないでしょうか。できるなら返したくない、という気持ちも理解できます。

 特に高齢の方には今まで大きな事故もなく運転してきたというプライドがあります。取り上げられてしまうと、中には気持ちがなえてしまう人もいるかもしれません。

 

 ――運転ができなくなると、生活に困る人もいます

 

 免許を返納した後、家族としてどのようなフォローができるのかを考えるのが先決です。

 たとえば、「病院に行きたい時には、子どもが送ってくれるから車はいらない」とか、「買い物は通信販売を利用すればいい」などと本人が思えるかどうか。公共交通機関が少ない地域と都市部とでは、状況も違います。

 免許を「返せ、返せ」と言うばかりではなく、高齢の方の不安が取り除かれる環境をつくらなければいけません。

 

 ――ニュースを見ていると、高齢者の事故が目につきます

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