パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラで2024年8月4日、避難民のテントが空爆を受け、消火活動をする人=ロイター

 イスラム組織ハマスの最高幹部ハニヤ政治局長の殺害を受け、イランがイスラエルへの報復姿勢を鮮明にするなか、親イラン勢力とイスラエルとの武力による衝突が続いている。3日は、パレスチナ自治区ガザに加え、レバノン国境や紅海などでも攻撃があった。

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 イスラエル軍は3日、ガザ北部の学校を空爆したと発表した。ハマスの拠点と主張している。AFP通信によると、ガザ当局は攻撃で避難民ら17人が死亡したとし、ハマスの拠点ではないと反論した。ガザ当局は4日未明にもガザ中部の病院などで空爆があり、計12人が死亡したと発表した。

 軍は3日、もう一つのパレスチナであるヨルダン川西岸の北西部トゥルカルムでも作戦を展開した。ロイター通信によると、2度の空爆があり、ハマスは戦闘員9人が死亡したと認めたという。

攻勢強める「抵抗の枢軸」

 イスラエル北部のレバノン国…

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