今回解散した衆議院の国会議員が、前回当選して以降に、国会でどれだけ発言し、法律案を提出してきたのか。質問主意書も加えた三つの指標を調べた。
一つ目は、国会での発言回数。
解散時点で現職だった衆院議員(次の衆院選に立候補しない人も含む)について、国立国会図書館のデータベースから、衆参両院の本会議や委員会などでの質問や答弁の回数を数えた。
対象期間は、前回の衆院選があった後の2021年11月の特別国会から、今年8月の閉会中審査まで。同じ会議で複数の発言があった場合はまとめて「1回」とした。
分析の結果、発言が最も多かったのは自民党の鈴木俊一氏だった。次いで公明の斉藤鉄夫氏、自民の林芳正氏と続いた。いずれも大臣や副大臣、政務官、官房長官など要職についており、答弁機会が多かったとみられる。
野党で最も多かったのは、共産の田村貴昭氏だった。
議員立法の数は、衆議院法制局のサイトから、2021年11月の特別国会から今年の通常国会が開かれていた6月までに提出された193件を集計した。
提出が最も多かったのは立憲…