大阪観光局は29日、2025年上半期(1~6月)に大阪を訪れた外国人客は推計847万6千人で、前年同期比23%増だったと発表した。上半期では過去最多。
国・地域別に見ると、中国客が251万9千人で最多。韓国客が146万7千人、台湾客が82万7千人、米国客71万4千人と続いた。
同じく過去最多だった前年同期と比べると、インドが69%増の8万2千人、中国が57%増、米国が34%増、ドイツも34%増で11万3千人だった。
一方でオーバーツーリズムへの懸念も深まっていると指摘。外国人観光客が宿泊施設や駅、空港などにスーツケースを放置する事例が相次いでいるとし、溝畑宏理事長は「放置されると処理にコストがかかる。実態を把握し、ルールを作る必要がある」と述べた。