名古屋地方・高等裁判所

 名古屋出入国在留管理局で2021年3月に亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)を巡る国賠訴訟の第19回口頭弁論が3日、名古屋地裁であった。地裁は、次回期日の12月4日から来年1月にかけ、当時、入管でウィシュマさんを診察した医師1人と専門家の医師3人の計4人の証人尋問を行うと決めた。

 国側は、当時の医師の陳述書を提出。医師は21年1~2月に計4回の診察をし、陳述書では当時の医療判断を「不合理なものではなかったと考えている」としている。

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