悩みのるつぼ 相談者(50代女性)
表現の自由というものは歴史的に、多くの人々の努力や闘いがあって国民が獲得した尊い権利であることを承知しています。しかし、昨今のSNSなどを舞台にした誹謗(ひぼう)中傷合戦には、心が塞ぐ思いをしています。
今年、若い頃から志が高く、将来が楽しみだった地元の政治家が命を絶ち、衝撃を受けました。私はその政治家の身内でも後援会の人でもなく、考えに100%賛同していたというわけでもないものの、街頭や会合で見かける姿は頼もしく感じていました。
あの快活だった人が命を絶つまで追い詰められるようなことがあっていいのだろうか、という思いが半年経っても棘(とげ)のように私の心に刺さっているのです。
また、私が勤務する医療機関に対しても匿名の誹謗中傷がネット上で散見されます。
このような風潮のなかであれ、社会問題から目をそらしたくはありません。美輪さんのアドバイスはいつも古今東西の文化に触れることができるため、努めて実行してきました。今この時代に心のバランスを保ちつつ、生きていく方法を助言していただけるとありがたいです。
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回答者 歌手・俳優 美輪明宏さん
志が高く快活だったり、真面…