AV機器メーカー・船井電機をめぐり、原田義昭元環境相(80)が破産決定の取り消しを求めた問題で、原田氏が代表取締役会長に就任したと主張する臨時株主総会の議事録について、架空の内容が複数記載されていると東京高裁が認定していたことがわかった。
株主総会の議事録は正確でなくても良いのか。
この議事録は原田氏の取締役就任を登記する際にも使われていた。原田氏側は破産決定の取り消しを求めた申し立てで、「仮に手続きに瑕疵(かし)があったとしても、(原田氏の取締役就任の)決議の効力には影響がない」と主張していた。
識者「信じられない話」「故意かどうかが重要」
企業の内部統制に詳しい八田…