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一部黒塗りで開示された懲戒処分関連文書の写し。「部下職員に対しパワー・ハラスメント」とある

 宮崎県警の警察官らが強制わいせつや酒気帯び運転などをしたとして懲戒処分を受け、公表対象とならなかったケースが2020年からの5年間に6件あったことが、朝日新聞の情報公開請求でわかった。県警は非公表とした理由について、業務上ではない私的な行為だったなどとしている。

 情報公開条例に基づいて開示請求したのは、20年1月~25年3月の懲戒処分の関連文書。所属や氏名などが黒塗りで開示された。

 開示文書などによると、この期間に懲戒処分を受けたのは13件の13人で、内訳は停職2人、減給6人、戒告5人だった。7人は公表された一方、6人は公表されておらず、判断がわかれている。

 県警監察課は公表するかどうかについて「(懲戒処分の発表に関する)警察庁の指針を参考にしながら、事案ごとに判断している」と説明する。

 警察庁指針の公表対象は、①…

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