警視庁機動隊の観閲式が21日、東京都新宿区の明治神宮外苑であった。機動隊の前身の「警視庁予備隊」が発足した1948年5月にちなみ、毎年この時期に催されている。
式では、迫田裕治警視総監が見守る中、隊員約1700人が行進。爆発物処理部隊や山岳救助レンジャー部隊なども装備を披露した。車両74台、航空隊のヘリ、警備犬6頭も参加した。
迫田総監は訓示で、都議会議員選挙や参議院選挙などを控え、「警備部門にとって極めて重要な1年」と指摘。「警視庁機動隊こそが事態収拾のための先鋒(せんぽう)であるとの矜持(きょうじ)をもって、部隊としての結束と練度を高めていただきたい」と述べた。