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大統領警護庁の金声勲(キムソンフン)次長(前列右)=東亜日報提供

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が出した「非常戒厳」をめぐり、3日に尹氏への拘束令状の執行を阻んだ大統領警護庁の内部に「亀裂」が生じ始めているとの見方が出ている。警察などの合同捜査本部は警護庁側への圧力を強めながら、令状を執行するタイミングをはかっている模様だ。

 警護庁は13日、警察側に内部の機密事項を流出させた疑いで、幹部に待機を発令したと明らかにした。

 幹部間で警察への対応は割れている。10日に辞任した朴鍾俊(パクジョンジュン)前庁長や現職の警備安全本部長が出頭要請に応じる一方、庁長代行の金声勲(キムソンフン)次長や警護本部長ら、執行阻止を主導する「強硬派」もいる。

 警察は拘束令状などを得て強…

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