オーストラリアのマールズ副首相兼国防相=2025年6月5日、ジャカルタ、リズキ・アクバル・ハサン撮影

 豪州海軍の新型艦導入計画で、マールズ副首相兼国防相は5日にキャンベラで記者会見し、最終候補の日本とドイツのうち日本の提案を採用すると明らかにした。日本初の護衛艦輸出となる。

 海上自衛隊が運用する三菱重工業の「もがみ」型護衛艦(FFM)を基にしたものと、ドイツのティッセンクルップ・マリン・システムズの「MEKO A 200」が最終候補だった。

 マールズ氏はFFMについて「豪州にとって最適だ」と指摘。必要乗組員数が就役中の護衛艦より少ない90人、ミサイル発射セルは32基といった点を挙げた。豪海軍では装備の老朽化と人員不足が課題となっている。

 中谷元・防衛相は5日の閣議…

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