大蛇に見立てた青竹をたたききる僧兵姿の人たち=2025年6月20日午後、京都市左京区の鞍馬寺、新井義顕撮影
大蛇に見立てた青竹を山刀でたたき切り、豊作を占う「竹伐(き)り会(え)式」が20日、京都市左京区の鞍馬(くらま)寺であった。僧兵の姿をした地元の人たちが竹を豪快に切るたび、参拝者から歓声や拍手があがった。
大蛇に見立てた青竹をたたききる僧兵姿の人たち=2025年6月20日午後、京都市左京区の鞍馬寺、新井義顕撮影
平安時代、寺の中興の祖・峯延(ぶえん)上人が修行中に現れた雄の大蛇を退治したとの故事にちなむ。江戸時代の中ごろからは、「近江座」と「丹波座」に分かれて切る速さを競うようになり、速く切った方の土地が豊作になると伝わる。今年は丹波座が勝った。
竹伐(き)り会式で、檜扇(ひせん)を手に合図をする鞍馬寺の信楽香爾執行(右)=2025年6月20日午後、京都市左京区、新井義顕撮影
大勢の参拝者の間をあるく僧兵姿の地元の人たち=2025年6月20日午後、京都市左京区の鞍馬寺、新井義顕撮影
鞍馬寺の竹伐(き)り会式で奉納された舞楽=2025年6月20日午後、京都市左京区、新井義顕撮影
緑豊かな鞍馬寺の参道=2025年6月20日午後、京都市左京区、新井義顕撮影