トヨタ自動車グループの豊田自動織機が、トヨタなどによる株式公開買い付け(TOB)を経て、非公開化に向かう。総額4兆7千億円を投じる非公開化の狙いとは。3日、関係各社の幹部らが説明した。
――なぜ、トヨタ不動産を中心とした株主構成になるのか。
トヨタ不動産・近健太取締役「豊田織機が新たな成長を自立的に、トヨタグループと連携しながら行うためのストラクチャー(構造)だ。当社を通じてグループが一体となり、『物の移動』を手がける豊田織機と、各社が担う『人』や『情報』『エネルギー』の移動との連携を、強力に進めていく」
――銀行からの2兆8千億円の借り入れは、どのように返済していくのか。
豊田自動織機・伊藤浩一社長…