公的な総合病院の敷地内薬局の公募をめぐり、公契約関係競売入札妨害の罪で元役員ら2人が有罪判決を受けた「アイン薬局」を展開する調剤薬局国内最大手「アインホールディングス」(HD、札幌市)。同社が参加した入札や公募で、刑事事件となった事案と同様に、書類の提出締め切り後に賃料を高額に差し替えた事例が他にも2件あったことがわかった。
9日に公表された社外調査チームの報告書で明らかになった。
- 急増する病院の敷地内薬局、入札妨害事件の背景に
調査は外部の弁護士7人が行った。昨年10月までに、国公立病院などが発注した40件を調べた。
報告書によると、このうち2件で、締め切り後の賃料の差し替えがあった。病院名や具体的な時期は公表されていない。
うち1件では、病院の関係者…