北海道庁の旧本庁舎(通称・赤れんが庁舎)内の部屋やホールが創建から137年の歴史で初めて、一般に有料で貸し出される。7月25日のリニューアルオープンに向けて、貸し出しの予約サイトが立ち上がった。
赤れんが庁舎は2019年10月から、改修のため休館している。工事は今年3月に終え、いまは庁舎内の展示施設を整備中だ。改修前よりも展示室を増やし、道内各地の名所やアイヌ文化などを紹介するコーナーを新設する。庁舎内で食事ができるレストランもつくる。
貸し出すのは、これまで道庁の会議室や書庫だった2階の2ホールや地下1階の2部屋の計4室と、前庭「赤れんがガーデン」だ。結婚式や展示会、コンサートなど用途は自由で、「装いを一新し、開放する。道民のみなさんに愛着と誇りを持っていただけるようにしたい」と荒木田康・支配人は話す。
道は今春、赤れんが庁舎を公…