赤沢亮正経済再生相が、来週前半にも8回目の日米関税交渉を行うために訪米する方向で調整していることが分かった。米側で交渉を主導するベッセント財務長官は19日に大阪・関西万博で開催される米国の「ナショナルデー」に出席するため来日中だが、関税については話し合わない意向のため、改めて米国で協議の場を設ける。
赤沢氏の訪米は、7回目の交渉が行われた6月下旬以来、約3週間ぶり。その間、トランプ大統領は8月1日から日本に対して25%の「相互関税」を発動すると通告している。その期限が約2週間後に迫るなか、日本側が「本丸」と位置づける自動車関税の見直しなどをめぐる隔たりを、どこまで詰められるかが焦点となる。