訪米中の赤沢亮正経済再生相は13日午後（日本時間14日朝）、ワシントンで6回目の日米関税交渉に臨んだ。協議終了後、赤沢氏は記者団に「非常に突っ込んだやりとりを行い、合意の可能性を探った」と語った。ただ、合意に向けた道筋をつけられたかは明らかにせず、2カ月にわたって閣僚級で続いてきた関税協議の行方は、来週開く予定の日米首脳会談に持ち越された。
4週連続となった関税協議では、ラトニック商務長官と1時間10分、米側で協議を主導するベッセント財務長官と45分会談した。
赤沢氏は過去5回の協議では毎回、トランプ関税の見直しを米側に強く申し入れたと表明していた。だが今回は一転して、そうした申し入れをしたかどうかを問われても、明言を避けた。
今回の協議に先立ち、石破茂…
