ロープにつるされて直進するだけ――。そんなロープウェーのイメージを刷新する次世代型の実現をめざし、26歳の起業家が率いるベンチャー企業と神奈川県が連携協定を結んだ。両者がねらうのが2027年に横浜市で開かれる国際園芸博覧会(GREEN×EXPO)だ。どんな乗り物なのか。
ジップ・インフラストラクチャー社は、代表取締役の須知高匡さん(26)が慶応大学在学中の18年に設立。自走式ロープウェー「ジッパー」で県主催のビジネスプランコンテストで最優秀賞にあたる知事賞を受賞した。
カーブも分岐も自在
秦野市郊外に実験線をつくり…