大津市の石山寺で19日、約800年前から続く「青鬼まつり」があった。
死後に青鬼の姿となり、民衆を守ったとされる寺の僧侶、朗澄律師(ろうちょうりっし)をしのぶ法要。地元住民が扮する3匹の青鬼は、寺の関係者らと新緑が彩る参道を練り歩き、山門前の広場に登場。杉の葉で作った高さ5メートルの青鬼像の前で法要を執り行った。その後、三味線の音色にあわせ「青鬼おどり」を披露した。
石山寺は紫式部が「源氏物語」の構想を練ったとされ、現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだ展示も行われている。(林敏行)