エアコン停止から1時間で車内温度は40度超に――。各地で猛暑が続く中、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が子どもやペットの車内置き去りに注意を呼びかけている。
送迎バス車内に取り残された園児の死亡事故が相次いだことを受け、JAFが2023年8月に送迎用バスとミニバンを使って車内温度の変化を調べる実証実験を行った。
JAFによると、当日の最高気温は34度。実験を開始した正午時点の天候はくもりで車内温度は22度だった。
エアコン停止から1時間後には送迎用バス、ミニバンともに車内温度は40度を超えた。熱中症の危険度を示す暑さ指数(WBGT)は危険レベルに達したという。
2時間後には晴れ間がのぞき、車内の温度はさらに上昇を続け、最終的には48度に。特にダッシュボード周辺は60度前後まで上がった。
暑さ指数も3分後に注意レベル、10分後に警戒レベル、21分後には厳重警戒レベル、41分後には危険レベルに達した。
子ども・ペットがドアをロック
一方、真夏の車内に子どもを…