記者会見で判決の感想を聞かれハンカチで涙をぬぐう原告の女性=2024年10月30日午後3時54分、名古屋市中区、溝脇正撮影

 一審に続き、控訴審でも勝訴――。生活保護の車利用をめぐる訴訟の控訴審で、名古屋高裁は30日、一審・津地裁判決に続き、生活保護受給者の訴えを認め、行政側の生活保護の停止処分を取り消した。名古屋市内で会見した原告の女性(82)は「入院中の息子に伝えたい」と涙ながらに話した。

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 生活保護制度では、通院や通勤で公共交通機関の利用が著しく困難な場合など、車の保有や利用には厳格な要件がある。

 生活保護の支給を受けている…

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