ブルペンで投球練習をするソフトバンクの浜口遥大=3日、宮崎市内

 昨年12月。自分の野球人生を左右する知らせを聞いたときはメキシコにいた。

 浜口遥大(はるひろ)(29)は、ウィンターリーグ(WL)が開催されている球場にいた。試合開始の1時間前。DeNAからソフトバンクへのトレードを告げられた。

 「びっくりした気持ちもありましたけど、新しい環境でトライできるチャンスだと思いました」

 近年はくすぶっていた。

 2016年秋のドラフト1位で神奈川大からDeNAに入団。ルーキーイヤーの17年は2桁勝利を挙げる活躍を見せた。だが、このときの自分を超えられずにいた。翌年以降、10勝以上をマークしたシーズンはない。昨季は自己最少の2勝に終わった。

 「ここ2年、先発として結果…

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