熱唱する(左から)龍真咲、壮一帆、柚希礼音、蘭寿とむ、凰稀かなめ=大阪市北区、滝沢美穂子撮影

 スターひとりひとりが輝く道をゆく。宝塚歌劇100周年を彩った元トップスターたちが、10年の歳月を経て勢ぞろい。「RUNWAY」が12月4日、大阪の梅田芸術劇場で幕を開けた。

 ステージの真ん中に立ち、それぞれの組を背負った人たちだからだろう。迫力がハンパではない。次々に登場し、決めポーズをとると、客席の温度が上がっていく。

 蘭寿(らんじゅ)とむ、壮一帆(そう・かずほ)、柚希礼音(ゆずき・れおん)、凰稀(おうき)かなめ、龍真咲(りゅう・まさき)。2014年、100周年の節目の年の記念式典などにともに立った全5組の元トップスターが顔をそろえた。

 その後トップになった北翔海莉(ほくしょう・かいり)や、今年退団したばかりの柚香光(ゆずか・れい)もいる。元トップ娘役の夢咲(ゆめさき)ねねと朝月希和(あさづき・きわ)もいる。

 前半はシャンソンやジャズナンバーから、ドラマチックに歌やダンスを披露。蘭寿とともに、卓越したダンサーの柚希と柚香がエネルギッシュに踊る。龍の歌に合わせ、2人が踊る場面も。さまざまな顔合わせの夢の共演。世代を超え、OGたちの新しいパフォーマンスがつむがれていく。

 凰稀と龍はコミカルな仕立て…

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