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輪島高を応援する練習で大太鼓をたたく金光学園高の川元桂太朗さん(右手前)=2024年5月31日、岡山県浅口市、大野宏撮影
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 能登半島地震で被災した石川県立輪島高校(輪島市)の野球部を招いて、岡山県浅口市の金光学園高校が2日に同校で試合をする。

 3年生の野球部員、川元桂太朗さんは輪島高の応援を任され、準備に奔走中だ。野球経験は全くなく、高校野球への道は偶然から開けたという。

 金光学園の高田直樹・前監督の大学時代の同級生が輪島の監督という縁で、旅費などを寄付で集めて招いた。歓迎の気持ちを形にしようと、試合当日の応援を任されたのが川元さん。中学まではグラブをはめたこともなかったという。

100キロ先の高校に進学 寮の同級生は野球部員

 中学3年だった3年前の夏の日、美作市の自宅の電話が鳴った。「練習参加を申し込んでいただいていた『オープンスクール』は中止になりました」。金光学園野球部の平賀康部長だった。

 県南西部の同校は、県北東部…

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