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スーパーのコメの特売に多くの買い物客が訪れていた=2025年2月28日、東京都内、井東礁撮影

 農林水産省は28日、農協などの大手集荷業者が1月末までに確保した2024年産のコメの量は、前年より23万トン少ない221万トンだったと発表した。昨年末時点では同21万トン少なかったが、マイナス幅が一段と広がった。

 農水省によると、24年産のコメは、前年産よりも生産量が18万トン多くなる見込み。それなのに米不足を招いているのは、コメの出し渋りなどにより、流通が滞っているとみる。昨年末時点の21万トン減がその分にあたるとし、農水省は同じ21万トンの備蓄米を放出する方針だ。今回、その分が23万トンに増えたことで、備蓄米の放出量も上積みされる可能性がある。

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