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トランプ米大統領=ロイター
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 米国への合成麻薬流入などを理由にしたカナダとメキシコへの25%の関税について、トランプ米大統領が発動を猶予してきた期限が4日で切れる。期限を区切って圧力をかけ、譲歩を引き出すのがトランプ氏のやり方で、今回も両国首脳との協議などを通じ、ぎりぎりで発動を回避できるかどうかが焦点となってきた。

 トランプ氏は2月27日、記者団に「麻薬は我が国に流入し続け、人々を殺し続けている」と改めて語った。「メキシコ経由で流入している」とも訴えた。

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 米国民の過剰摂取が社会問題になっている合成麻薬フェンタニルの流入対策が甘いと、トランプ氏は隣国のメキシコとカナダを批判し続けてきた。2月1日には、両国に25%の制裁関税を2月4日にかける大統領令に署名した。

 ただ、最終的には発動前日の…

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