丸みのあるかわいらしいマンドリン、その弦をかき鳴らす「トレモロ」の迫力。今年の「全国高校ギター・マンドリン音楽コンクール」の初日となる27日、10人未満から80人以上の大人数まで、各校がそれぞれの特色にあわせた演奏を披露した。
特集 ギタマン♪
その深淵なる世界の特集です。
- よみがえるギタマンの歌 その詞は情熱の日々過ごしたあなたへの手紙
午前10時20分過ぎ、最初に大阪の吹田市文化会館の舞台に立った気仙沼(宮城)。昨年は初出場で優良賞を受賞した。
爽やかなメロディーの「風のステラ」(青山涼作曲)を音色豊かに奏で、「風の様々な表情」を表現した。
部長の尾形珠梨さん(2年)は、「体でリズムをとって芯のある良い演奏ができた。また来年も戻ってきたい」と笑顔で話した。
大人数でも一糸乱れぬ演奏
続く静岡は高校1、2年生だけで「過去への尊敬」(L.M.フォークト作曲)の演奏に挑み、劇的なフレーズをたくみに表現していった。
演奏後、「克服仕切れなかった課題もあった」と涙を浮かべた部長の沢田優菜さん(2年)は、それでも「力を合わせた演奏ができました」と笑顔も見せた。
伊那弥生ケ丘(長野)は、長く愛されるマンドリンの定番曲「パストラール ファンタジー」(藤掛廣幸作曲)を披露した。
50人の部員が、ゆったりし…