Smiley face
写真・図版

 首都圏でひとり暮らしをする20~30代の会社員の約3割が、仕事を辞める際、退職代行サービスを活用したいと考えていることが、不動産会社の調査でわかった。若者の間で、選択肢の一つになっていることをうかがわせた。

 不動産会社「FJネクストホールディングス」(東京都新宿区)が2月18~20日、首都圏1都3県でひとり暮らしをする20~30代の会社員の男女400人に調査した。

 「もしあなたが退職するとしたら、退職代行サービスを活用しますか」という質問に、6.8%が「積極的に活用したい」と回答。「どちらかといえば活用したい」という若者は21.8%いて、計28.6%が活用に前向きだった。

 同社の担当者は「想定より(活用したい人の)割合が多い印象。サービスに一定の需要があることが明らかになった」と話す。

 転職の目的を尋ねた質問(三つまで回答可)では、「賃金アップ」が64.5%と最多。給与が、若者にとって働く場所を決める上で、大きな要因になっていることをうかがわせた。「スキルアップ」(38.3%)、「ワークライフバランスの実現」(27.3%)という回答も多かった。

共有