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 中国・山東省泰安市の中学校前で3日朝、通学バスが登校中の生徒や保護者に突っ込む事故があった。生徒を含む11人が死亡し、13人が重軽傷を負った。中国国営中央テレビ(CCTV)が報じた。現地の警察当局は運転手を拘束し、事故原因を調査中という。

 CCTVによると、事故は3日午前7時27分(日本時間午前8時27分)に発生。生徒を乗せた通学バスが学校に向かう途中に車両を制御できなくなり、校門付近を登校中だった生徒や保護者らに衝突。生徒5人と保護者6人の計11人が死亡した。1人が意識不明の重体で、12人が負傷し、現在は治療を受けている。

 SNSに投稿された事故直後の動画には、通学バスの周りに倒れる子どもたちや、泣き叫ぶ人の様子などが映し出されている。中国では今週、多くの学校で新学期を迎えている。(藤原伸雄、小川尭洋)

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