送検される平間大地容疑者=2025年2月21日午前8時19分、仙台市青葉区の仙台北署、福留庸友撮影

 宮城県白石市発注の貯水施設の屋上の防水改修工事の入札をめぐり、市職員が業者に情報を漏らしたとして逮捕された官製談合事件で、逮捕された社長が、黙秘していたことが、捜査関係者への取材で分かった。市職員は容疑を認めている。県警は21日、2人を仙台地検に送検した。

 官製談合防止法違反などの疑いで送検されたのは、市上下水道事業所工務係長の平間大地容疑者(36)。市発注の貯水施設屋上の防水改修工事の入札に関し、2023年9月11~21日ごろに「草刈工務店」の社長、草刈俊彦容疑者(63)=公契約関係競売等妨害容疑で送検=に工事の予定価格と指名業者名を漏らし、工事を落札させた疑いがある。

「何も話しません」

 捜査関係者によると、平間容…

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