日米関税交渉

 日米関税交渉を担当する赤沢亮正経済再生相が5日に訪米し、ワシントンで5回目の協議に臨む方向で調整していることがわかった。日本側は、6月中旬に予定される日米首脳会談を視野に合意への道筋をつけたい考え。米側との主張の差は大きいが、協議を加速させて、着地点を探る。

 関係者によると、政府が2日、与党側に日程を伝えた。赤沢氏は5月30日の前回協議で、米側の協議を主導するベッセント財務長官らと約130分にわたって会談。内容は明らかにしなかったものの、「合意に向けた議論が進展している」と述べ、6月15~17日にカナダである主要7カ国首脳会議(G7サミット)までに、再び協議するとしていた。

 ただ、前回協議でトランプ関…

共有
Exit mobile version