世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者のもとに育った2世が、両親から信仰を強要されたことで教育の機会や交友関係を損なわれ精神的苦痛を受けたなどと主張し、教団に賠償を求める集団交渉に加わった。集団交渉を率いる全国統一教会被害対策弁護団(全国弁護団)によると、献金など財産的な被害の賠償を求めるのではなく、2世が暮らしの中で経験した苦痛を訴えて団体交渉に加わるのは初という。
26日、国会内であった議員らによるヒアリングや、全国弁護団の記者会見に参加して訴えたのは20代の男性。
幼少のころから、朝は5時ごろ起こされて祈り、連れられて礼拝にも行った。でも信仰心は感じず、「自分は神を信じていない」とたびたび伝えたが、両親からは「信じなければ地獄に落ちる」「罰があたる」と言われた。「遊びに行こう」と誘われたり、腕を引っ張られたりして、礼拝や集会に参加させられた。
信者以外の人はサタン(悪魔…