早稲田大学の一般入試で、試験中に問題用紙を撮影してSNSで流出させたとして、受験生が偽計業務妨害容疑で書類送検されることになった。大学入試での不正行為は後を絶たず、大学側はカンニング対策に力を入れるが、防止には限界もある。
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「防ぎきれない」。東京都内の私立大学の入試担当者は今回の不正行為について、取材にそう語った。
この私立大では、入試の開始前に「電子機器は電源を切ってかばんに入れること」と繰り返し説明し、「机の上に出していた時点で試験は不合格になる」と伝えている。それでも「今回のカメラ付き眼鏡もそうだが、いろいろな機器が出てきて、不正行為をすべて防ぐことは難しくなっている」と話す。
通信遮断装置は「数千万円」 費用面が課題
最も効果的なのは、会場内と…