崩落したJR美祢線の線路=2023年、山口県美祢市、板倉大地撮影

 2023年6月の豪雨災害で運休が続く山口県のJR美祢線(厚狭―長門市、46.0キロ)について、関係自治体やJR西日本などでつくる利用促進協議会(利促協)は16日、鉄道での復旧を断念することを決めた。線路の一部をバス専用道とする方式などによるバス高速輸送システム(BRT)案を軸に、バス案を含めて検討する。

 この日、山陽小野田市であった利促協臨時総会では、長門、美祢、山陽小野田の沿線3市や、各市議会、業界団体からBRT案を支持する意見が相次いだ。県は「地域の中でのベストを求める」と述べるにとどめた。JR西はすでにBRT案を表明している。

 意見集約後、利促協会長の篠…

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