埼玉県八潮市の道路陥没事故で、県は27日に災害対策本部会議を開き、下水道管内に残るトラックの運転席部分へのアクセスに向けた工事について、早ければ5月上旬に完了するとの見通しを示した。「ほぼ予定通りか、数日前倒しで進んでいる状況」（大野元裕知事）だという。
県は安否不明の男性運転手の救助に向け、下水道管を迂回（うかい）させるバイパス（仮排水管）の設置工事を進めている。並行して、運転席部分に向けて真上と陥没した穴側の2カ所から掘削を行う方針。このうち真上からの掘削について、周辺の地盤改良工事が終わり、27日から掘削を始めたことが、この日の会議で明らかにされた。
県は2月11日の災害対策本…
