長野県松本市は23日、毎年秋に開かれている松本マラソンについて、不正な会計処理があったとして今年秋に予定されていた大会を中止すると発表した。大会中止は「これまでの大会運営について、検証するため」という。
松本マラソンは市や松本商工会議所、信濃毎日新聞社（信毎）、陸上競技団体などで作る実行委員会が主催している。
市によると、不正な会計処理が行われたのは2023年11月にあった大会。参加者収入が想定より少なく、市側が大会運営を委託した信毎に対して委託料を減額してもらったものの、実際には約1500万円の赤字になった。
しかし、市の担当者は信毎に対して、費用の一部を翌年度に請求してもらうように依頼して、約74万円の黒字決算にする不正な会計処理をした。赤字になった場合、本来は市が予算措置をして不足額を解消しなくてはいけないという。
不正な処理をした担当者は…
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市の担当者は「赤字決算にす…
