福岡県警は8日、5月に起きた強盗傷害事件の関係先として、指定暴力団道仁会の本部事務所（同県久留米市）を強盗傷害容疑で家宅捜索した。
8日午前10時半すぎ、県警の捜査員ら約40人が事務所に入った。目立った混乱はなかった。
暴力団犯罪捜査課によると、県警は今月、道仁会傘下組織幹部の柳川和樹容疑者（52）ら男女6人を強盗傷害容疑で逮捕した。
6人は共謀して5月8～9日、同市内の山道などで、県内在住の自営業の男性(35)の顔を殴ったり、千枚通しで太ももを刺したりして2カ月の重傷を負わせ、現金3万円やスマートフォンを奪った疑いがある。
被害男性は、同容疑で逮捕された内野莉衣那容疑者（21）が勤務する社交飲食店の客で、「夜景を見に行こう」と現場まで誘い出されたという。何らかのトラブルがあったと同課はみている。
