第97回選抜高校野球大会に出場している智弁和歌山は21日の第3試合（午後2時）、千葉黎明と対戦する。両監督に戦略などについて聞いた。
――相手チームの印象は。
智弁和歌山・中谷仁監督 守備が堅く、いい野球をするチームだと感じた。田代投手は簡単に崩せない。左腕の飯高、米良両投手、右腕の複数の投手もいる。打撃陣がどれだけ対応できるかがカギになる。
千葉黎明・中野大地監督 全国を代表する強豪校。バッテリーの能力が高く、福元君のような長打力を持つ選手もいる。魅力的な選手が多いという印象がある。
――自チームのキーマンは。
中野 個々の能力があるわけではないので、全員が多様な戦い方ができたらいいと思っている。関東大会や県大会で複数の投手が投げた。捕手の川村がしっかりゲームメイクをしてくれたら形になる。
中谷 渡辺、宮口、田中の3投手を中心とした「攻める守備」が、うちの特徴と思っている。そこはみんなに見てほしいポイントになる。
――初戦で、理想とする試合展開は。
中谷 その場その場で色々あると思うが、とにかく勝ちたい。何点勝負でもいい、勝ちたい。
中野 前半に崩れることなく戦えたら一番いい。相手としぶとく戦えたらいいと思っている。
――初戦への意気込みを。
中野 初出場で選手たちもワクワクしていると思う。本校の生徒たちが、いい表情でいいプレーをしてくれたら、楽しい試合になるのではないか。思い切ってやりたい。
中谷 私たちチーム全員が勝ちに飢えている。どうしても勝つ、という強い気持ちで初戦に向けて準備する。
