優勝を決め、マウンドに集まる花巻東の選手たち=2024年7月25日午後1時26分、きたぎん

 第107回全国高校野球選手権岩手大会(前年優勝校 花巻東 前年参加チーム数55)

 選抜大会8強の花巻東が春の県大会初戦で敗退。同大会は接戦が多く、にわかに混戦模様を呈してきた。

 3連覇をめざす花巻東は18年ぶりのノーシードだが、選手層が厚い。古城大翔、新田光志朗、赤間史弥らの打球は鋭く、選抜で好投した金野快ら投手陣も充実する。

 春優勝の盛岡大付は準々決勝以降をすべて逆転で制すなど、しぶとさが光る。昨夏の決勝を完投した若林真大が残り、雨田優海斗も力を付けた。準優勝の久慈は4番で捕手の和野虎牙を中心にまとまりがあり、公立31年ぶりの夏を狙う。

 一関学院や専大北上も上位の存在で、盛岡誠桜などもしのぎを削る。

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