各地の選挙で候補者の氏名や顔写真を載せない「シルエットビラ」が配られるケースが相次いでいる。顔写真などがあるビラは枚数や配布方法などに制約があるため、11日開票の東京都荒川区長選では2陣営がシルエットビラを配っていた。選挙運動などについて定めた公職選挙法には触れないのか。
「これ何?」
荒川区長選のさなか、ある区民の自宅の郵便受けに、顔写真をシルエットにしたビラが入っていた。「国と都の強いパイプを持つ、荒川区議会議長経験者の区長を誕生させよう!」と書かれ、「生まれも育ちも荒川区 50歳」ともあった。区長選に立候補した3人のうち、50歳で荒川区議会議長を経験しているのは、町田高氏だけだ。
町田陣営がビラを配ったとい…