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 日本郵便は5月から、郵便局の窓口の営業を1日4時間に減らす「半日休止」を一部で初めて導入する。午前の営業は休止し、その間に局員は郵便や荷物の配達を手がける。効果を見て本格的な実施を検討する。郵便局の来客が減るなか、コスト削減や人手不足の緩和につなげる狙いだ。

 5月1日から半休となるのは群馬県中之条町の六合(くに)郵便局と入山(いりやま)郵便局の2局。午前9時の営業開始を4時間遅らせ、営業時間を午後1~5時の4時間とする。局員は午前中、自局エリアの集配を担う隣町の草津郵便局に出勤して郵便などの集配作業にあたる。

 郵政民営化後、直営郵便局の営業時間が4時間に縮むのは初めて。

 日本郵便は実績や効果を検証しながら、導入局を増やしていく考えだ。郵便局の窓口はデジタル化などで来客が減り、年1兆円規模の営業経費が経営の重しとなっている。

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