V・ファーレン長崎のホームゲームでは試合開始直前、地元の童歌(わらべうた)「でんでらりゅうば」のメロディーが流れる。エレキギターなどでアレンジされた曲に乗って所属選手が次々と登場するイメージ映像が大型ビジョンに流れた後、当日出場する選手たちもこのメロディーでピッチに入る。
県民に広く親しまれている童歌だけにサポーターにも好評なようだが、諫早出身の記者は、V・長崎の担当となってトランスコスモススタジアム長崎で最初に聞いた時、ちょっと戸惑った。
「でんでらりゅうば、でてくるばってん でんでられんけん、でてこんけん」(出ていけるなら出ていくけれど 出られないので出ていけません)という、もともとの歌詞があるこの曲が、J2からなかなかJ1に出ていけないでいるV・長崎にとって縁起がいいとは思えなかったからだ。
今季こそJ1の舞台に「でんでて」
昨季、優位と思われた昇格プ…